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<MSニュースより転載>
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「コロナ禍になってから、“おなかが張って、おならの回数が増えた”という悩みで、クリニックにいらっしゃる女性の患者さんが増えました」とブログで書いている医師がいた。東京・西国分寺にある「ちほ内科クリニック」院長、金丸千穂医師だ。金丸医師は、おならの回数が増えた原因がマスク生活と関係があると考えている。

金丸医師によると、おならの原因は口から吸い込んだ空気と腸内細菌が食べ物を分解するときに発するガス。特に口から吸い込む空気は、おならの原因の70%を占めるとされている。吸い込んだ空気の一部は「ゲップ」となって出ていくが、ゲップを我慢することの多い女性のほうが、おなかにガスをためやすいという。

「マスク生活で普段より大きな声で話すことが増えることで、口から吸い込む空気の量や回数が増えてもおかしくない。また、巣ごもりによる運動不足や、ストレスも原因になる。その結果、“ガス腹”になり、おならの回数も増えてしまったのでは」(金丸医師)

家にこもって運動しなくなると、おならも出やすくなる──。そう聞いて思い出したのは、かの小林一茶の一句だ。

一茶は「屁くらべがまたはじまるぞ冬ごもり」と詠んでいる。

では、ガス腹を解消するにはどうしたらよいか。

「上体ひねりや下腹部への指圧で腸の動きを活発にするのがいい。ほかには“笑うこと”が有効です。笑いは腸に刺激を与えるので、意識的に笑うようにしましょう」(同)

金丸医師によると、おならの回数は個人差があるが1日7~20回くらいが平均。腸内細菌が作り出すガスは窒素、酸素、水素、二酸化炭素、メタンなどが主成分で、基本的には無臭。しかし、腸内細菌に悪玉菌が多いと、ニオイのきついおならになりやすいという。便秘もおならのニオイを変え、回数を増やす要因になる。

だとすると、おならの回数やニオイで体調の変化もわかるのではないか。文豪・夏目漱石には、胃腸の病気でおならが多かったという逸話がある。鏡子夫人が著した『漱石の思い出』には、胃弱だった漱石はガス腹になりやすく、しょっちゅうおならをしていたと書かれている。明治44(1911)年に痔(じ)の手術をした後はおならの音が変わり、「まるで破れ障子が風で鳴るような音」と友人に言われたことが気に入って、「破障子」という落款を作り、自分の書に押していたそうだ。(本誌・鈴木裕也)

※週刊朝日  2022年7月22日号より抜粋
<転載終わり>
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『金丸医師によると、おならの回数は個人差があるが1日7~20回くらいが平均。腸内細菌が作り出すガスは窒素、酸素、水素、二酸化炭素、メタンなどが主成分で、基本的には無臭。しかし、腸内細菌に悪玉菌が多いと、ニオイのきついおならになりやすいという。便秘もおならのニオイを変え、回数を増やす要因になる。』

おならの回数は一日に7~20回くらいなのですね。

基本的に無臭ということですが、一般的に匂いはありますね。
腸内環境が良いと匂いが少なくなるようです。
腸内は善玉菌3、日和見菌6、悪玉菌1の割合だそうですが、土壌菌も同じ割合です。

良い土壌では、日和見菌が善玉菌に近くなるので、野菜やお米が元気に成長します。
農薬や化学肥料を与えると、土壌の悪玉菌が増えるので、野菜に影響が出やすいですね。

人間も薬や食品添加物などを摂りすぎると、腸内の日和見菌が悪玉菌寄りになります。
100%はムリですが、なるべく化学的なものを控えるとよいと思います。

MSニュース