サプリメント販売も好調【アスリックス】

 

<スター農園の野菜を主原料としたサプリメントやジュース、クッキー>

 

アスリックス(前橋市富士見町小暮、横堀幸一社長)が販売する無農薬野菜原料のサプリメントや加工食品が人気を集めている。

同社は2001年に東京都新宿区でコンピューターソフトウェア会社として設立。その後リーマンショックの影響で売上が悪化。これを受け、伊勢崎市出身の横堀社長は、2010年に赤城山山麓で無農薬・無化学肥料・無畜産系肥料で野菜や米を栽培する「スター農園」をスタートした。

無農薬・無化学肥料栽培は昭和初期の栽培方法に似ているため、市販の野菜よりも味が濃く、昔の野菜の味がするとの評判を受けている。ただ、曲がっているものもあり、市販野菜と比べると形はよくない。

3,000坪の農地で年間で栽培する野菜は大根、人参、キャベツ、ブロッコリー、ケール、小松菜、ほうれん草、白菜、長ネギ、ジャガイモ、玉ねぎ、トマト、キュウリ、ナス、ピーマンなど約50種類。販売はインターネットで行っており「お任せ野菜6種セット」が一箱3,000円(税別)。北海道や九州などからも注文があり、年間2,500セットが売れている。

2018年には同農園で栽培した野菜と果実の乾燥粉末が、「体内を還元(抗酸化)する」として特許を取得。その乾燥粉末を使用しての製品も開始。抗酸化パウダー「菜健」シリーズ(1,300円~)、グルテンフリークッキー「菜ッキー」(2,800円)、2019年には人参ジュース「パイビタン」(1㍑6本9,600円)、無農薬原料サプリメント「菜チュラルスター」(7,800円)などを販売している。

サプリメントや加工品はリピーターが多く、月に200セットうれているという。現在の売り上げ構成は、ITなどのメンテナンス業務が3割で、6割はサプリメントだという。

横堀社長は「農業は楽しいが、野菜だけでは利益にならない。サプリメントのような6次産業にまで広げていく必要があると思った。今後は民宿のような観光農園にして、実際に新鮮な野菜を食べに来られる場所にしたい」と話している。
群馬経済新聞