【上海=吉永亜希子】中国東部の江蘇省蘇州市で、浴衣姿で写真撮影をしていた中国人女性が、人をそそのかして秩序を乱す「騒動挑発」容疑で警察当局に連行されたとする動画が出回り、議論を呼んでいる。16日、香港紙・明報(電子版)が報じた。
報道によると、女性は今月10日、日本食レストランなどがある繁華街で、日本の人気漫画の主人公をまねた浴衣姿でコスプレ撮影をしていたところ、「騒ぎを起こした」として連行された。約5時間拘束され、浴衣も没収されたという。
インターネット上には「和服がダメなら、洋服は何の罪になるんだ」と女性を擁護する書き込みが目立つ一方、「公共の場での和服着用は規制しなければ」と当局を支持する意見もある。
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ネットに投稿された警察とのやりとりとされる映像の中で、女性が写真撮影をしていると説明したのに対し、警官は「漢服を着ているならこんなことは言わない。
だがあなたは中国人なのに着物を着ている。あなたは中国人だ。そうだろう?」と怒鳴りつけていたそうです。
漢民族の伝統装束である漢服は、伝統文化を推奨する習近平国家主席の下でここ数年の間に人気が高まっているようです。
女性が冷静な様子で怒鳴られる理由を尋ねると、警官は「けんかを売って騒ぎを起こした容疑」だと答え、数人の警官が女性をつかんでその場から連行しました。
和服を着ていると必ず連行されるのか、たまたま今回は連行されたのかは分かりませんが、こういう騒ぎが起こると、驚いてしまいます。
中国は伝統文化があったのですが、共産主義革命の際に、かなり破壊されたようです。
以前東京の池袋で日本語教師をしていました。
学生は中国や台湾、香港などが多かったです。
台湾や香港の学生は、表面上は日本人に近い感じがしました。
中国の学生は授業中にカップラーメンやファストフードを食べるので、最初は閉口しました。
授業中なので、食べるのは止めてもらいました。
授業中でも大きな声でおしゃべりをよくしていたので、日本とはずいぶん違うなと思いました。
礼儀もないし大声で話すので、日本人からするとダメな民族だなと思いますが、ある意味日本人よりも素朴なところもありました。
また、表面的には日本人よりも家族思いのところもありました。
休み時間には中国人の学生とよくおしゃべりをしました。
わりと仲良くなった中国人が言うには、中国人は皆共産党が嫌いだとのことでした。
ただ日本語学校にも、中国共産党のスパイが居る可能性があるので、注意しているとも言っていました。
今回の和服を着ていたことで、不当に連行された人に対しても、多くの中国人は警察が良くないと思っているはずです。
ただ、共産党の独裁政治なので表立って抗議もできない状況のようです。
中国共産党が大きく変わるか、共産党が崩壊することが、中国国民にとっての願いのようです。